“分かってくれる人がいない”と感じるあなたへ
『働くこと自体は嫌じゃない』
『むしろ自分に合った環境で働いているときの自分は生き生きしていて好き』
『でもそもそも自分に合う環境、合う仕事が見つからない』
『こんな自分じゃ働ける場所なんてない』
過去の私はそんな矛盾と悩みを抱えて苦しんでいました。
すごく苦しいけど、人前では悩んでいる自分や泣いている姿を見せたくない。
落ち込んでるときもあれば、気持ちが落ち着いて好きなことをしていられるときもある。
自分がどれだけ悩んでいても、周りの人から見えるのはそのときの表面的な私だけ。
だから怠けてる、甘えてる、遊んでる。そんなふうに見られてしまう。
こんなに悩んでるのに。苦しんでるのに。
分かってもらえないならいっそのこと、誰にも知られたくないこの頭の中や心の内が、全部伝わってしまえばいいのに。
そう思っていました。
そんな私だから伝えたいことがあります。
この記事では、社会にうまく馴染めない、世間の”普通”とされる働き方が合わない
そんな方々に向けた現実的な働き方を私なりにまとめてみました。
なぜ働くのが怖いの?
人によって怖いと思う対象は異なりますよね。
- 家の外で起こるすべてが怖い
- 職場の人間関係が怖い
- 仕事でミスするかもしれないのが怖い
- 怒られるかもしれないのが怖い
他にも、小さい頃の体験や過去のトラウマ、HSP気質なども原因かもしれませんね。
“怖い”と一口に言っても、掘り下げてみると怖いの種類は人によって様々ですよね。
怠けという言葉の暴力性
長く自分の悩みと向き合っていると、考えがどんどん主観的になってしまいますよね。
そうすると自分が怠けているのかなと思えてきてしまう。こんなに苦しいのに。
でもそれって本気でその悩みや自分自身と向き合っている証拠だと思うんです。
例えば、会社や学校に行くのが辛くて布団から出られない。
行くのが怖くて家から出られない、電車に乗れない。
それって本当に怠けていると思いますか?
私は怠けているとは思いません。
怖い気持ちに寄り添いながら生きていくために
働かずに生きていけるならそれに超したことはないですよね。
それでも、わたしは今、働くのってたのしいなってちゃんと思えてます。
もちろんそれは、仕事と環境がわたしに合っているからです。
そして、あなたに合った働き方というのも、ちゃんとあると思います。
フルタイムや正社員がすべてじゃない
わたしの働き方は、フルタイムでもなければ正社員でもありません。
1日3時間×週5日のアルバイトです。
正確にはそれだけではなく自営業もしていますが、収益的にはこうしてアルバイトと掛け持ちする程度です。
自営業については、イラスト関係や、今こうして書いているようにブログを始めてみたり、興味を持てば試してみるのでさまざまなことをしています。
わたしのようにアルバイトと自営業を掛け持ちしても、アルバイト単体でも、自営業単体でも。
好きなように働いたらいいと思うんです。
もちろんフルタイムや正社員がいいという考えでもいいですし、人それぞれ、自分に合った働き方をしたらいいとわたしは考えています。
少ない賃金でどうやって生きていくの?
1.実家で暮らす
おそらく、働けない状況の方は実家で生活されている方が多いのではないでしょうか。
自分に合った働き方をして、勤務時間が少なければ賃金が少ないのは当然ですよね。
実家で暮らせば少なくとも家賃ぐらいは浮かすことができるので、
実家を頼れる方はそうできれば最善ですね。
2.自分に合った働き方+在宅で副業をする
自分に合った働き方で一人暮らしがギリギリできるぐらいの収入があればいいですが、
それだと生活が苦しくて精神的につらくなってしまうこともあるかもしれません。
- 自分の趣味などのためにもっとお金が欲しい
- もしものために貯蓄したい
- 一人暮らしをできるぐらいの収入が欲しい
そんな人は在宅でできる副業をコツコツとするのがいいと思います。
クラウドワークスでは賃金は少ないものが多いですが、
データ入力などのお仕事をしてお小遣い程度には稼げたりします。
初心者にも始めやすいおすすめの副業はまた別の機会に紹介しますね。
3.いずれ副業を本業にする
例えばクラウドワークスでWEBライターの仕事を初心者向けの低単価案件から始めて、
経験を積んで単価をあげていくことで一人暮らしできるぐらいの収入を稼ぐことも可能です。
まずは副業から始めることで成果を焦りすぎず、
『必要な生活費は本業で稼いでいるから大丈夫』と思える精神的な余裕もできるのでおすすめです。
また、現在外で働くのが難しいという方も最初は微々たる収入ですが、
積み上げていくことで本業にしていくことも十分可能なので
クラウドワークスで自分にできそうと思えるお仕事からぜひ始めてみてほしいです。
わたしが現時点で1年続いているお仕事について
先ほど触れたわたしが現在続けている1日3時間×週5日のお仕事ですが、
スーパーやドラッグストアなどの小売店での品出し作業です。
勤務時間は朝の6時から9時までの3時間です。
仕事内容は、主にその日お店に並ぶ商品を売り場に並べる仕事です。
わたしの職場では品出しだけではなく、掃除やパソコン作業もしています。
数年前にも同じような早朝品出しのお仕事の経験があるのですが、当時からやはり自分に向いているなと感じていました。
働くのが苦手なわたしに早朝の品出しが合っている理由
早朝の品出しがわたしに合っていると感じる理由が以下の3点です。
- 自分のペースでコツコツ作業できる
- お客さんがいないので接客する必要がない
- その場にとどまった作業ではなく、歩き回れる
- 出勤時はまだ人がいない時間帯なので心が落ち着く
現在働けているのがなぜなのか考えてみたところ、わたしが働く上で重視したい点だという考えに至りました。
気付いていないだけで他にも理由があるかもしれないですが、本当に合っていて、楽しく続けられています。
早朝の仕事なので朝が早いのは最初は起きるのが大変でしたが、意外とすぐに慣れました。
仕事を終えて家に帰ればまた寝られるので、わたしは続けるのに全く問題なかったです。
仕事を探すとき、他にデータ入力の仕事も検討していたのですが、
データ入力は固定の席で、隣の人との距離が近い状態で数時間働くことになります。
その環境は仕事を継続するにはストレスが大きいなと思いました。
固定の場所で作業ではなく、歩き回れるのは行動が縛られない自由な感じでやりやすいです。
同じ理由で、工場の製造ラインや検品等の仕事も、仕事内容的には向いていそうですが、同じ場所で作業し続けるのは息が詰まって難しいように感じます。
わたしが求人検索するときの条件
わたしが求人検索の条件が参考になるかもしれないので、理由と共にご説明していきますね。
こちらはアルバイトで探す条件です。
1.オープニングの求人であること
わたしの場合、すでに出来ている人間関係のなかに自分ひとりだけ新入りとして入るのがとても苦手です。
なので、オープニングであれば人間関係も1からなのは人間関係を築くのに助かります。
また、みんな一斉に始めるので、同じところからスタートできます。
習熟度合いをわたし一人が注目されるわけではないのも、いいと思えるポイントです。
注意点があるとすれば、オープンすぐは店側も体制が整っていない事が多く、自己判断で動かないと行けない場面や社員さんに確認しなければならない場面が多くなることです。
またオープニングの求人は地域によっては少ないので、タイミング次第になるのも難点です。
2.開店前の品出し、ピッキングの仕事
品出しやピッキングはひとりで黙々と作業できるので向いていると思っています。
品出しは開店前の時間帯が、接客がなく集中して作業できるのでおすすめです。
そして基本的に自分のペースで作業できます。
急かされることや、焦る状況もないのでストレスの少ない仕事だと感じています。
個人での作業になるので、あまりコミュニケーションが必要ではないのもポイントです。
3.データ入力
データ入力のお仕事は、例えば個人の商店での伝票入力から、企業の大規模な事務センターでのデータ入力まで様々な規模の職場があります。
わたしが探していたのは特に、大規模な事務センターでのデータ入力です。
勤務地は都会のオフィスタウンのような場所です。
この仕事がなぜいいかというと、品出しなどと同じで単純作業だからということや
大規模な事務センターだと人が多いので人間関係が濃くないことが多いです。
お昼休みも大きな休憩室で一人で過ごすことができるのがとてもよかったです。
しかしこの仕事をするにはデメリットが多いです。
- 地方に住んでいる場合通勤に時間がかかる
- 通勤ラッシュに直撃する
- 勤務時間がフルタイムの求人がほとんど(1日7~8時間程度)
- 長時間同じ場所ので作業で息が詰まる、周りが気になる
- 入力ミスがないように集中が必要
- ずっとパソコン画面を見ての作業なので眼精疲労の心配がある
好きな仕事ではあるのですが、環境があっていないのが残念です。
せめて勤務場所の近くに住んでいれば続けやすいかもしれません。
番外編:夜勤の仕事
わたしは夜中に外で働くことには積極的になれずあまり検討しませんでしたが、合う人には合うと思います。
仕事を探しているとき、大手スーパーで閉店後の夜間品出し作業のオープニング求人がありました。
とても悩んだのですが、家から遠かったこともあり、結局応募しませんでした。
深夜は時給が1.25倍なので、できるのならよかったのですが、
生活が完全に逆転してしまうのがメンタルへの影響しそうで不安がありました。
やはりメンタルに不調がある場合、規則正しい生活をして夜はしっかり寝ていたいところですよね。
ただ、夜は静かで心が落ち着くという意味で働きやすいとも思います。
みんな家にいて寝静まっていて、静かで時間が止まっているような安心感がありますよね。
時給はもちろん高い方がいいですが、続けられないと意味がないとも思います。
本当にいいと思った求人でれば最低賃金でも私は応募します。
時給だけにとらわれず、働きやすい環境で選ぶのがいいかもしれませんね。
働かない期間があってもいい
わたしには人間関係が重荷でとても怖いものでした。
今もそう感じるところはありますが、以前よりは楽に人付き合いが出来るようになったと感じています。
以前は面接に行くことすら怖く感じてしまい、キャンセルしてしまうことも多かったです。
無事に採用していただいても初日や数日で辞めることもよくありました。
そんな自分を責めていたし、すごく苦しかったです。
今現在同じように苦しんでいる方がいるかと思うと胸が痛いです。
でもわたしは思います。
そうやって辛い、苦しい、怖い思いをしながら行動を起こしているのは本当にえらくてすごいことです。
だからそんな自分を責めないでほしいと思いますし、疲れたら一度立ち止まってゆっくり休んで貰えたらいいなと思います。
自分で自分の頑張りを認められなくても、頑張っていないと思っても休んでいいんです。
危機感を持てるなら、行動できるときが必ずくるとわたしは思っています。
それでも働きたいと思うわたしの仲間へ
“働かない期間があってもいい”
とはいえ生きていくためにはどうしてもお金が必要ですよね。
悩みに押しつぶされそうで辛いなか、
それでも働こうと思える気持ち、本当に強くて尊いなと思います。
福祉を活用する
今はネットの影響も大きく、福祉の存在は多くの人に知られてると思います。
私も県が主催するニートのための就職支援があるのは知ってました。
でも一度支援を受ける側になると、何かに挑むのが怖くなり、ずっと甘えて生きていく自分になってしまうんじゃないかという不安がありました。
自分の力で立ち直って、自分の力で歩きたいと強く思っていたので怖かったのです。
わたしは人と関わるのが怖くて、面接を受けるのも怖くて、採用してもらってもその後のことを考えると不安な未来ばかりよぎってしまう。
働きたいのに働けないという矛盾を抱えていました。
その矛盾が最大まで振り切ったとき、『もう自分の力ではどうしようもない。』と考えられるようになりました。
そしてA型事業所を利用してみようと決意し、
見学に踏み出すために問い合わせをするという大きな一歩を踏み出しました。
A型事業所ってどんなところ?
障がいがあって一般就労が難しい人のために就労継続支援事業所があります。
A型事業所はそのうちのひとつで、ほかにB型事業所・就労移行支援があります。
それぞれの違いについてはこちらの記事でまとめているので、
興味のある方はぜひご覧いただければと思います。

ここではA型事業所について簡単にご説明します。
A型事業所とは
A型事業所とは、「働くことに不安がある人」が、自分のペースで社会復帰を目指せる場所で、
「雇用契約を結んで、お給料をもらいながら働ける」ところがポイントです。
バイトみたいな感じで実際にお金をもらいつつ、仕事の練習ができる場所って思ったら分かりやすいかと思います。
A型事業所の仕事内容
A型事業所の仕事内容は事業所によって多岐にわたりますが、
具体的にはこんな仕事があります。
- 袋詰め、シール貼りなどの軽作業
- データ入力や画像編集のようなPC作業
- カフェやお弁当屋さんでの接客や調理
- 農業や清掃のお手伝い
大事なのは「どれだけ早く・うまくできるか」よりも、
”ちゃんと来られてるか”や”続けられてるか”を大事にしてくれる場所ってこと。
だから「今の自分でもできるかな…」って不安な人でも、安心してスタートできますよ。
どんな事業所があるのか見てみたい人は、
LITALICOWORKSがおすすめです。
わたしもここで探しました。
頼ることさえ怖くてもいい
ここまで読んで、『わたしにはまだどれも無理だ』って思っても全然大丈夫です。
わたしも何度もそういう時期がありました。
できない自分を責めて苦しんで、乗り越えて今こうして働いています。
焦る必要はないです。
ただ、何もしていないと立ち止まっているようで不安になりますよね。
そのような状況でもできることはちゃんとあります。
そんなときにわたしがしてきたことをお伝えしたいと思います。
すぐに働くのが難しいときにできること
“働くのはまだ怖い。でも今のまま何もしないのは嫌”
そんなときにできることをお伝えします。
ゆっくり休んで心の回復を待つ
よく見かけることだと思いますが、まず第一にゆっくり休むことも必要です。
心が回復すれば、それはしっかりと前に進んでいるということです。
怖いと感じてどうしても動けないなら、今はまだ休息が必要なのかもしれませんね。
一歩踏み出そうとするその気持ちが、とても大事なことだと思います。
カウンセリングや心療内科の受診
わたしには不安障害があって、現在は月1回のペースで心療内科を受診しています。
そちらで出してもらった薬の服用をはじめてから、不安なことと少しずつ向き合えるようになってきました。
過去に一度、今通っているところとはちがう心療内科を受診したことがあります。
そちらはわたしには合わず、出してもらった薬もあまり効果を感じられなくて通う必要性が分からなくなり、通うのをやめました。
1回で自分にぴったりと合う心療内科を見つけるのは難しいかもしれません。
ですが、現在精神的な悩みがあって心療内科にかかっていない方はぜひ一度気軽に受診してみてもらえたらいいなと思います。
自分なんかが行っていいのかな?と思ってしまう方がいるかもしれませんが、誰が行っても大丈夫です。
わたしは自分が不安障害だと判明したとき、すごく安心しました。
自分がおかしいわけじゃなかった。これは病気なんだ。これから良くしていくことができる。
そう思うと、心が少し軽くなりました。
自己理解を深める
家にいながらでもできる行動が、自己理解を深めることです。
このブログではわたしとみなさんとで一緒に自己理解を深めていけたらいいなと思っています。
わたしも行動できなかった期間に自己理解を深めることで、どんな仕事やどんな働き方が合っているのか。
わたしが苦しんでいる原因はなにか。どんな考え方が矛盾を生んでしまうのか。
そういったことを知って自己理解を深めていきました。
仕事選びにも働き方にもこれからの生き方にも役に立っています。
考え方を変えるのは簡単なことではありませんが、どうしてそうなるのか根本的な原因を知ることで対策していくことは可能です。
また、変えるのではなく柔軟に合わせていくこともできます。
自己理解を深めることはこれからの人生を生きやすくするために大いに役に立つとわたしは実感しています。
最後にわたしについて
この記事を書いた私は真野こころと申します。
私のMBTIはINFPで、HSP気質でもあります。
詳細なプロフィールはこちらで見ていただけるので、もし私のことが気になったという方は「どんなやつなんだ?」ってチェックしてみてもらえたら嬉しいです♪

自己理解についての記事も更新していく予定です。
私もまだまだ自己理解を深めていく途中です。
一緒に自己理解を深めて、自分に合った生き方でわくわくする人生を一緒につくっていけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。